2020年度 役員所信・挨拶


まちづくり未来創造推進室

副理事長:木野瀬 翔伍

所信

令和という時代を迎え、新しい時代に対する期待感が高まっている一方で、少子高齢化や地方過疎化の歯止めに目処が立っていないだけでなく、老後の2000万円問題などの社会問題が連鎖的に発生し、将来に対する漠然とした不安を抱いている人が多い時代となりました。また、ライフスタイルの変化や価値観の多様化に伴い、世代間のギャップはますます大きくなり、高齢者の地域社会とのつながりや若い世代とのつながりが希薄になってきています。こうした社会問題に対して、(公社)春日井青年会議所は、高齢者と地域をつなげる運動を展開していくと共に、青年経済人として公私にわたるネットワークと高い行動力を武器とした挑戦が必要になると考えます。

未来挑戦実行委員会では、世代間を越えた人たちが一体となり、挑戦を通じて人が未来に希望を持ち、人と人とが助け合い応援し合うまちを創っていくことが必要だと考えます。そのためには、単体ではなく行政や他団体、そして市民を巻き込んで、まちに希望を持ってもらうためには何をすべきなのかを協議致します。そして、様々な世代の方々が挑戦できる場を設け、挑戦を通じて得られる楽しさや充実感、仲間とのつながりを感じていただける事業を展開して参ります。

未来プラン創出委員会では、高齢者も含めたすべての世代が、まちの未来に夢や希望を描き、住み続けたいと思えるまちを創っていくことが必要だと考えます。そのためには、すべての世代が一体となって行っている事例を調査、研究し、誰一人取り残さないまちになるには何が必要なのかを見出します。そして、市民の方々と、あらゆる世代の人たちと協力し合いながら事業を構築していくことで、ただ参加するだけでは味わえない、充実感を覚えていただくと共に、他者とのつながりを感じていただき、未来に対する不安感を期待感に変化させる事業を展開して参ります。

まちづくり未来創造推進室は、両委員会と共に、様々な団体や市民、そしてあらゆる世代と連携することで、単体だけでは成し得ない規模感の事業を展開し、まちに誇りと期待感を持っていただき、まちの未来を見据えた行動と、自分だけでなく他人を思いやりながら未来を変えてゆける人たちが増えるような運動を展開して参ります。

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ひとづくり未来育成室

副理事長:堀尾 成臣

所信

公益社団法人春日井青年会議所は、設立から51年の長きに亘る歴史の中で、春日井をより魅力と活力のある愛すべきまちにするために弛まぬ努力を続け、先輩諸兄から連綿と受け継がれて参りました。その歴史の中で春日井に住まう市民に対し、多くの夢や希望を与え、未来ある子どもたちに成長を促して参りました。時代が平成から令和へと移ろいゆく中にあっても、社会問題は山積しています。その中でも核家族化や地域コミュニティの減少による人間関係の希薄化は社会の活力低下の原因となっております。それらの問題に対して、自らの住むまちに対し誇りと愛着を持ち、お互いを尊重し合える、まちの活力源となる夢溢れる市民が必要だと考えます。そのために、我々は春日井青年会議所の伝統ある事業を受け継ぎ、より良いまちの未来に対してより良くその事業を発展させることで、郷土愛を持つ、夢溢れる市民が確立されると考えます。

未来の宝育成委員会では、少子化や地域コミュニティの減少など急激に変化する社会情勢の中で希薄化する人間関係を課題と考えます。それに対し、日本人の持つ和の精神性を大切にし、お互いを尊重し合えるコミュニケーションの機会を設けます。また、春日井の文化や伝統を学び知ることで、春日井を誇りに感じ、大切に思う心を持ったリーダーの育成を行います。そして、郷土愛を育む人づくりの事業を展開することで、春日井の未来をより明るく豊かにすることができると確信します。

夢溢れる市民確立委員会では、夢というものを、人が生きる目標や希望と捉え、困難に見舞われてもくじけない原動力となる活力源と定義します。我々は、そういった夢を誰しもが持ち、困難に立ち向かい、果敢に挑戦する心を育む事業を展開します。また、大人から子どもまでが春日井というまちの持つ歴史や文化に触れ合う機会を提供し、春日井への誇りと愛着を持つことで、このまちの未来を描くことができる夢溢れる市民が生まれることを確信しております。

ひとづくり未来育成室では、両委員会の事業を通して、日本人が持つ伝統を重んじ、他者を思いやることのできる和の精神性を活かし、春日井に住まう市民が、お互いを尊重し合い、郷土に愛着を持って夢を描けるリーダーを育成します。そうすることで多くの社会問題に対して、市民が手を取り合って協力しながら構築することができるようになると確信しております。

また、多くの歴史ある事業を担い、さらに新たな挑戦をしていくにあたり、春日井市をはじめとし、多くの方や企業様からのご協力をいただいて実施できていることを忘れず、室として両委員会のメンバーと共にその責務を全身全霊で取り組んで参ります。

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仲間意識醸成室

副理事長:田中 大輔

所信

はじめに51年間弛まぬ努力と成果を残された先輩諸兄に敬意を表すと共に、感謝を申し上げます。(公社)春日井青年会議所は、目まぐるしい時代変化と共に成長してきました。これは、先輩諸兄が市民や行政に必要とされることを的確に把握し、行動してこられたからこそだと考えます。しかし、成長と共に増加していた会員数ですが、ここ数年では年を重ねるごとに、徐々にですが減少しております。これは、我々がひとやまちに対し運動を発信するのに必要な原動力が低下している原因であると捉え、会員数の確保ということがLOM全体で取り組む最優先事項であると考えるべきです。この問題を解決するために、まずは全員拡大が行えるように会員同士の仲間意識を今一度醸成する必要があり、真の絆で結ばれた友情のもと、LOMをあげて拡大活動を行い、多くの同志を迎え入れる必要があると考えます。

(公社)春日井青年会議所はまちづくりを主とする、意識変革団体です。その活動は、市民の一員である我々が多くの人びとを巻き込み、市民、そして愛着あるまちを活性化させ、ひと、まちと共に成長するものだと考えます。その活動を知っていただくことで、我々の活動に共感し賛同していただける方をメンバーとして迎え入れ、同じ志のもと、一緒に行動していただけるように導くことこそが会員拡大特別委員会の存在意義だと考えます。志を同じくする多くの仲間と共に、大きな原動力で活動を展開することで(公社)春日井青年会議所の更なる飛躍につながると考えます。

LOMメンバーの皆様には、今一度、我々の運動の目的や存在意義を再確認していただき、仲間意識を持って拡大活動に取り組んでいただきたいと考えます。そのために、会員拡大特別委員会が、仲間意識を醸成するために先陣をきって行動すると共に、会員との交流を持って仲間意識を醸成します。その醸成された仲間意識こそがLOM全体の活力となり、会員拡大の原動力につながると考えます。原動力こそがメンバーの絆であり、その絆こそが多くの同志を迎え入れる懸け橋になると確信しております。

結びとなりますが、真の仲間意識を構築し、この時代に適した会員拡大運動を行うことで、多くのメンバーを迎え入れる事ができ、今まで以上の運動の発信につながると確信しております。副理事長として、先輩諸兄が築き上げられた歴史の重みを理解し、与えられた職務を全うして参ります。

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総務運営広報室

副理事長:川村 裕司

所信

公益社団法人春日井青年会議所は、まちと共に長い歴史を歩んで参りました。「明るい豊かな社会の実現」に向け我々は、多くの先輩諸兄が英知と勇気と情熱を持って積み重ねてきたかけがえのない経験と魅力に満ちた実績を受け継ぎ、組織として常に成長し続け、地域から信頼され続ける団体でなければなりません。公益法人取得団体としての存在価値を高め、魅力ある活動意欲に満ち溢れた活動を展開し、市民から期待される団体で在り続ける必要があると考えます。

春日井JC広報推進委員会では、春日井JCの運動にまちや市民から共感をいただくためにも、我々の事業に参加していただく方々が必要な情報を入手できるよう、SNSや地域メディアを活用し、市民が求める欲しい情報を的確に発信して参ります。また、組織内でもLOMメンバー一人ひとりが様々な事業において込められた思いや目的を理解し、参加意識を高め一丸となって運動に邁進することができるよう、各委員会の事業構築の下支えとして、広報活動の観点から各委員会に寄り添う活動を展開します。広報活動を通じて活動意欲に満ち溢れ、地域から期待される組織を築き上げて参ります。

総務事務局では、組織としての課題に着目し、組織運営を見つめ直すことも視野に入れ、変化を恐れず、様々な状況に柔軟に対応できる組織づくりを展開して参ります。組織強化として、LOMにビジョンを明確に示し、組織の存在意義や目的をしっかりと理解していただくことで、揺るぎない土台を構築して参ります。また、未来を見据え、時代に即した環境を整えるべく、現状を把握し、変化の必要な箇所については変えてゆく、守るべきものは、しっかりと受け継ぎ、次代に託せる組織運営を確立して参ります。

組織運営広報室として、託された担いを全うするためにも、両委員会が協力し合える存在であって欲しい。悩み、苦しみ、壁に当たった時こそ、ひとりで考えるのではなく、皆で意見を出し合い、力を合わせて乗り越えていく。何事も自己成長の機会だと前向きに捉えながら未来を見据えた活動を通して、人と人とのつながりを大切にできる人財であって欲しい。そんな思いを込めて1年間邁進して参ります。

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渉外支援実行室

専務理事:森川 将成

所信

時代は新元号「令和」になり、青年会議所として全国で408番目に設立された春日井青年会議所は52年目を迎えます。これも先輩諸兄の春日井のまちの未来を想い、活力溢れる活動が歴史となり時代を紡いできたからです。本年度は愛知ブロック大会が尾張旭の地で行われます。尾張東エリアは「一枚岩」であると言われるのも、今までの活動があればこそであり、春日井青年会議所も副主幹LOMとして全力で取り組むことで尾張東エリアの絆はさらに強固なものになります。また、この副主幹はLOMの結束力と、メンバーの成長を高め新しい春日井を発信する絶好の機会であると考えます。

渉外支援実行委員会では、公益社団法人日本青年会議所、東海地区協議会、そして愛知ブロック協議会に出向されるLOMメンバーが全力で各々の担いを全うできるようサポートし、各所と連携していきその情報をLOMにと熱く呼びかけ発信していきます。また、出向先だけではなく渉外事業にもファンクションなどの学びがあり体験することで、今よりもさらに成長できるようということを感じていただくために支援を実行して参ります。そのために、渉外支援実行委員会はすべての渉外事業の基礎になるよう積極的に取り組んで参ります。対内対外問わず熱を持って取り組むことが、人や他団体、そして地域で活躍する企業を巻き込む上で、一番重要なことだと確信し実行して参ります。

また専務理事として、各委員会が100%の力を発揮でき、各事業が円滑に運営できるよう注力して参ります。公益社団法人として行政や他団体、そして地域の企業から信頼されている組織であることを自覚し堅実な組織運営を行って参ります。

最後に専務理事という成長の機会をいただいたことに感謝すると共に、先輩諸兄から学んだこと、そして自身で体験することで得た経験を活かして誠心誠意取り組んで参りますので、1年間ご支援ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

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春日井アカデミー

議長:永田 晃次

所信

令和という新しい時代が2年目を迎え、春日井JCは創立より52年目を数えます。半世紀という長い年月はまちの姿を大きく変えてきましたが、同時に人びとの生き方や考え方も大きく変化しております。自己責任という言葉が浸透し、また、働き方改革によって個人の事情がより尊重されつつある現在は、まさに多様な価値観が存在する社会そのものと言えます。あらゆる組織は、これら多くの価値観と向き合いながら組織としてのアイデンティティを確保しつつ活動していく必要があります。

しかしながら、個人主義への偏重は、ややもすれば組織としての目的や方針、活動と相反する場面にも遭遇してしまいかねません。出席率の低下が言われて久しい現状も、こうした社会的背景と無縁ではないでしょう。 そこで、組織の活力を最大限に発揮し、魅力ある事業構築に取り組める環境を構築するために、LOMの魅力構築春日井アカデミー会議は発足されました。本会議体は、前述の目標を達成するために、大きく三つの方針を示します。

第一は、「メンバーの意識の強化」です。組織の活力に不可欠な要素の一つはメンバーの積極性です。所属するメンバー一人ひとりに組織の一員としての自覚を改めて促すことによって、会員の意識の強化を図ります。また、事業の中で実施されるセレモニーは、一個人が一メンバーへと意識を変え、かつ全体の一体感や緊張感を高めるための大切な儀式です。当会議主導のもと、活力に満ちたセレモニーが実施できる環境づくりを行って参ります。

第二は、「運営体制の強化」です。経験豊富なメンバーが、アドバイザーとして各委員会に出向し、客観的なアドバイスを行うことで効率的な委員会運営の一助を担います。同時に、アドバイザーを招集し各委員会の活動状況や諸問題の共有を行うための「アカデミー会議」を開催し、アドバイザー自身への支援と、委員会間の連携を促すことのできる、より効果的なアドバイザー制度の活用を行います。

第三は、「一体感の醸成」です。メンバー全員が春日井JCでの活動の中に一体感を感じられる事業を開催し、春日井JCへの誇りや愛着の醸成を行います。春日井青年会議所という一つのチームが、あらゆる事業を成し遂げる為に不可欠な力が相互協力であり、得られる一体感が成功体験となって次の事業への積極的な参加へとつながります。この成功体験こそが組織に対する誇りの源泉であり、繰り返す過程を持って愛着が育まれるものと考えます。

当会議は、メンバー一人ひとりを尊重しつつ、組織の運営基盤の強化を図ることによって、いまの時代に即した青年会議所の姿を提示して参ります。公益社団法人春日井青年会議所が魅力ある組織のアイコンとなれるよう、誠心誠意努めていきたいと思います。

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監事

泰丘 良玄

挨拶

1969年に春日井青年会議所が生まれ、本年で52年を迎えます。文字にすればたったの3文字ですが、その歴史と伝統と積み重ねられた先輩諸兄の熱い想いは計り知れないものであります。であるからこそ、52年目である本年も、(公社)春日井青年会議所はしっかりと青年として未来を描き、会議体として堅実な組織を成し、公益性を携えて春日井のまちやそこに住まう人びとに向けて、魅力ある運動を展開していかなければなりません。

昨今のICTの発展やAI技術の進歩により、コンピュータが人間社会に溶け込むライフスタイルへと変化したことで、改めて私達のこころのあり方が問われる時代となってきました。己とは何か、自と他とそしてコンピュータとの境目は何なのかを見つめ直す時が今此処に来ています。仏陀は2500年前に「百万人の敵に勝つよりも、ただ一つの自己に克つことの方が難しい」との意味の言葉を残し、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授は「成功した時はおかげさま、失敗した時は身から出た錆」とおっしゃります。数千年の時を経ても、人類の根本にある己への命題と他を思いやる精神性は、不変に生き続けているように思います。

では、我々LOMメンバーはなぜ青年会議所に所属し、なぜ青年会議所運動を行い、なぜJAYCEEを目指すのでしょうか。私自身、未だにその答えを求め続けている身でありますが、だからこそ本年も誠心誠意を持ってこのテーマを究明し、LOMメンバーと共に切磋琢磨して参りたいと思います。LOMを監督する立場として、データに基づいた現状分析からなる事業背景、それを踏まえた目的に通じる運動の展開、そして事業検証から未来へとつなげることをしっかりと精査し、厳正な組織運営の一助となれるよう努めて参ります。畢竟するに、青年会議所は自己意識変革団体であるからこそ、私自身もおかげさまのこころを忘れずに、しっかりと自己を見つめながら精進していく所存です。そして、艱難汝を玉にするが如く、LOMメンバーの光り輝く姿を見守っていきたいと思います。

最後に、監事職という重責を担うにあたり、私自身も改めて、この(公社)春日井青年会議所と真摯に向き合って参ります。浅学菲才の若輩者であるにも関わらず、厳しいこと、偉そうなこと、身に余ることなど駄弁を弄すること多々あるかと思いますが、何卒ご容赦いただきまして、一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。

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監事

川村 吉秀

挨拶

「我々会員は、青年指導者としての自己開発に臨む春日井市の若き力を集結し、積極的な参画のもと明るい豊かな社会の建設に一歩を踏み出しました。青年としての英知と勇気と情熱を以って、地域社会に密着した青年会議所運動を強力に推進して行きます」

これは春日井青年会議所(春日井JC)が設立された時の宣言文です。1969年、50名の若き青年指導者が集結し、その年の5月24日に国内408番目のLOMとして春日井JCは誕生しました。社会が大きく変動をしていく中で、時代や地域社会が直面する課題に対し、一歩先を見据えた運動を展開することで、創設時よりJC運動を培ってきた700名を超える先輩諸兄の「明るい豊かな社会」の実現への想いは今も変わらぬものであります。私たちの運動も先人たちの覚悟に恥じぬよう、「明るい豊かな社会」の実現のために、JCに秘められた可能性を最大限に発揮できるよう展開していく必要があります。

JC運動は、社会の課題に目を向け、他に先駆けて方向性を示し、失敗を恐れず果敢に挑戦し、社会や市民の意識を変革していくことが大切であると考えます。日々刻々と移り変わる激動の時代だからこそ、この本質を忘れることなく時代に即した運動を行う必要があると考えます。しかし、この激動な時代の変化に対応しようとするあまり、変化していくことが目的になっていることが多いと感じております。私たちは変化することを目的とするのではなく、より良くなることを目的として変化してゆかなければなりません。

また、このまちに必要とされる団体で在り続けると同様に、次代を担う青年の学び舎として在り続けていくことが、JCの存在意義であると考えます。監事として、必要とされ続ける、すなわち「持続可能な団体で在り続ける」ために目的に沿って意思決定をされているか、適正な予算執行が成されているか、法令順守が成されているかを厳正に監査して参ります。やるべきことを客観的に判断していくことで、このまちに必要とされる団体へと導いてゆけるよう努めて参ります。

結びに、加地理事長をはじめとするすべてのメンバーの皆様にとりまして、素晴らしい一年になることを祈念申し上げ、監事挨拶とさせていただきます。

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