所信

2019年度公益社団法人 春日井青年会議所理事長、松本俊哉より所信表明です。
明るい豊かなまちの未来ために、意識変化を踏まえた組織の成長が必要である


明るい豊かなまちの未来ために、意識変化を踏まえた組織の成長が必要である

1915年、米国の地にて、小さな青年活動グループから始まった青年会議所運動は、時代とともに全世界に波及し、1949年、日本においても「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟を持った数名の青年達により、青年会議所運動は始まりました。また、1969年より、50名の熱き夢を持った青年達が、春日井に住まう者として、ひとづくり、まちづくりなどの様々な分野に対して、「明るい豊かなまち」の実現のために積極的に尽力していきました。そして、先輩諸兄の夢を受け継いだ私たちは、青年らしく理想を追い求め、何事にも恐れないこころ、情熱溢れるこころを持って、ひとやまちに対し運動を発信しています。そして、これからも私たちは「明るい豊かなまち」への夢を実現させるために、自己成長を繰り返し、青年らしく熱き夢を追い求め、挑戦し続けながら、まち、ひとに対して運動を展開していかなくてはなりません。

青年会議所運動は単年度で人事が変わっていきますが、時代背景とともに変化しているのでしょうか。先人の方々が熱き夢を持ち、ひとのため、まちのために築かれてきた偉大なる歴史は、引き継がなくてはいけないものではあります。しかし、その歴史を引き継ぎ繰り返すだけでは、組織が成長することはできず、「明るい豊かなまち」という夢を実現させる発信力が弱くなってしまいます。であるならば、今一度春日井青年会議所の新たな年として、素晴らしい歴史を元に新しい観点から新しい切り口で試み、運動を展開することによって生まれる意識変化が必要となっていきます。そして、中期ビジョンを見据え会員同士が協調し合いながら、我々だからできること、やるべきことに果敢に挑戦することで組織が変革していくと考えます。


会員の意識を変化

修練・奉仕・友情という三信条の精神こそが青年会議所運動の源である。三信条を元に、全力で行動する中で自己成長へとつながり、我々の夢である「明るい豊かなまち」の実現へとなっていきます。しかし、メンバーの意識は、「ただ苦しい思いをすれば修練である」「ひとのため、まちのために行動するのが奉仕である」「手と手をつないで歩くのが友情である」と思われることが多いです。また、青年会議所メンバー全員が同じ夢に向かわず、進むべき方向を間違えることで、青年会議所運動の原動力が減少してしまいます。だからこそ、青年会議所運動の本当の目的を認識し、まちを担う青年経済人として責務と春日井青年会議所の一員としての覚悟を全メンバーに持っていただきます。 そして、全メンバーが仲間である他のメンバーと、すべての青年会議所活動に積極果敢にかかわることで生まれる友情を育成していきます。自覚を持ったJAYCEEが責務と覚悟を持ち行動することこそが、自己成長へとつながっていきます。

数多くの人財が集まる青年会議所の中で、様々な人財の特性を生かし、運動を展開することができるのが青年会議所の強みであり、活用するべき点であります。また、青年会議所運動を展開する上で、一人でも多くの意見を取り入れながら運動を展開することで、誰もが考えつかない斬新な発想が生まれます。その斬新な発想が、社会のあらゆる課題に対しての解決の糸口となっていきます。だからこそ、一人でも多くのメンバーを増やすことで、斬新な発想が多く生まれ、私たちの熱き夢である「明るい豊かなまち」の実現へと近づけることができます。全メンバー一丸となって多くの人財を青年会議所へ振り向かせ、新たなメンバーとして加えることで、私たちの創造力は増大し、大きな青年会議所運動の原動力になります。


ひとを引き寄せるためのまちづくり

人口減少や都市部一極集中など、日本における地域の課題は根本的な解決を見出せないまま現在に至っています。また、地方の課題は社会構造や環境の変化とともに増々複雑になっていく中で、将来に芽吹くような取り組みを地道に模索し、継続して実践していくことが必要です。春日井においても、将来に芽吹くような取り組み、そして継続させるもの、即ち地域ブランドを創出することによって、ひとの流れは変わり、地域の過疎化を止めるものになると考えます。だからこそ、我々のまちにはひとを引き寄せる継続的な地域ブランドが必要ではないでしょうか。地域の特性を活かした商品・サービスを地域ブランドとして結びつけることで、地域のイメージを上昇させ、春日井というまちを全国へ打ち出していきます。我々がまちの未来を見据えて、あらゆる世代の市民と等しく協調することで、今までにない画期的なアイデアを創出し、アイデアを元に地域ブランドを創造していきます。そして、地域ブランドによりまちにひとの流れが生まれ、春日井の経済活性化となります。

また、このまちに住まう市民が、地域の未来について明るい希望や夢を描き、夢を実現させることができるまちになるためには、自分たちが住まうまちを誇りに思い、希望に満ちた未来を想い描き挑戦し続けることが必要です。まずは、自分の夢を語り夢の実現に向けて尽力されているひとを発掘し、記憶に残る体験や様々な知識の構築を図ります。また、まちへの愛着とまちに明るく前向きな未来を見出すひとを増やすことで、より地域が活性化していきます。そして、各地域が活性化することで、誰もが明るい豊かなまちという夢を描き夢の実現に向けた行動ができるまちになります。また、我々春日井JCにおいても、まちを誇りに思い、新しい発想で明るい豊かなまちの創造に向け挑戦し続けていかなければなりません。地域に誇りを持ったJAYCEEが「明るい豊かなまち」を創造することができれば、春日井にはJCが必要であると思っていただける存在となります。


他を思い、協調し合えるひとづくり

「和」の精神とは、他を慮る精神、即ち他の思いや意見を読み取り、協調しながら、ひとのために行動ができるころです。東日本大震災等の震災が起きた際も他を慮るこころを持っていたからこそ、あれだけの大災害にも関わらず迅速な復興につながりました。しかし、日本は1945年の終戦後、急激な高度経済成長が進み、必要な情報は簡単に見ることができ、家に居ながら欲しいものが買えてしまう、食べたいものが家まで届く、そんな個人としての豊かな時代に変化し、自己中心主義へと変貌しています。その自己中心的な社会情勢が加速することにより、日本本来の大切なこころの低下が懸念されます。だからこそ、「和」を尊ぶこころ、即ち他人を慮るこころを市民へと波及させることができれば、考え方や立場の違いを超えても誰にでも手を差し伸べる助け合い、誰もが人のために行動することができます。

我々のまち春日井において未だかつて、まちが消滅するききのある自然災害は起こっていません。しかし、今後のまちの未来を見据えた場合、南海トラフ大震災や破壊的豪雨等の自然災害がくる可能性はゼロではありません。そんな状況の中で、今後起こりうる自然災害に対して行動することができるひとが少ないまちが、本当に安全で誰もが安心して暮らすことができるまちなのでしょうか。何か起きたときでは遅いのではないでしょうか。そこで、我々は青年会議所として、行政や諸団体と協働し、事前に防災や減災の意識を高めていき、災害から得た教訓や復興の知識を構築して行くことが重要です。また、これまで確立されてきた行政団体との災害支援ネットワークの充実を図り、災害を未然に防ぐための備えを行っていきます。さらに、県内外のLOMと広くつながることで、迅速な対応や早急な物資の確保につながり、自然災害の危機を打破することになります。そして、ひと・団体・行政が手と手をつなぎ、協調することで、強固な信頼関係を構築することができ、地域がより安心・安全に暮らすことができるまちへと変化していきます。


春日井青年会議所の土台

総務とは青年会議所の土台です。すべての委員会と密に連携し、会議所全体を見渡しながら、メンバー全員の掲げる目的を達成させるための確認をすることが責務です。そして、厳格かつ的確な運営こそがこの春日井青年会議所の運命を握るといっても過言ではないと考えます。まずは、集まる情報を客観的に分析し、常に何が大切かという視点から議案分析を行います。厳格なまでの会議運営の中でも取分け時間厳守やルールの徹底を図り、公益法人格として適正な維持管理と、財政にまつわる厳格な会議の遂行により、円滑な組織運営となります。そして、厳格な組織になることで誰もが誇りに思える団体となり、まちから称賛される団体となります。

50年という永きに渡り受け継がれた歴史の中で、多くの先輩諸兄が誇り高き志のもと、様々な青年会議所運動が発信されて市民に波及することで、JAYCEEの誇りは受け継がれてきました。しかし、発信力の低下により、今現在全てのメンバーの意識の中にJAYCEEとしての誇りが存在するのでしょうか。誇りを感じられていないのではないでしょうか。今一度市民へ向けて、我々の事業を誰もが目にする媒体を使用し、より強くかつ効率的に発信することで、青年会議所運動を広く市民へ認知していただき、個々の自信へとつなげていきます。また、自信をもったJAYCEEが、熱い情熱をもって、「明るい豊かなまち」の実現に向け事業を行うことで、個々のプライドへとつながります。そして、個々のプライドを持ったJAYCEEが協調することで、組織としてのJCプライドへと変化していきます。


むすびに

意識変化こそが組織の成長である。成長なくして、組織の未来はない。であるならば、今こそ「明るい豊かなまち」の実現のために、組織のために、意識変化を起こすべきである。今この時に行わなくては、未来を切り開くことはできません。我々がやるべきである。やらなくてはいけない。果敢に挑戦し、組織に在籍するJAYCEEのプライドを高めていきたい。そして、個々が成長した上で春日井青年会議所としてのJCプライドを構築することが、熱き夢への実現につながり、未来に希望や夢が溢れる原動力となります。
中期ビジョンを見据え、新たな春日井青年会議所を創造していきましょう。